金管箱推シノススメ

一発オケ系金管箱推し奏者「海神」です。楽器のことや編曲のこと等つらつらと。

テナートロンボーンのロータリーに関する一考察

海神です。大学のOBオーケストラでの大きな本番が終わり、今年も残す所あと本番3件となりました。11月半ばを過ぎれば本格的に落ち着く…もとい、ホーム楽団以外は予定が無く、土日がスッカラカンになります。何かください()

 

さて今回は、テナートロンボーンのロータリーについて思ったことを書き綴りたいと思います。このタイトルを見ると、「どの種類のロータリーがオススメか」的な内容が頭に浮かぶ方もおられるのではないでしょうか。トラディショナル、セイヤー(アキシャルフロー)、ハグマン、ロタックス、トゥルーボア、CL、V等々…いろいろな種類が流通していますね。

ですが、今回はこんな切り口でロータリーについて考えてみるつもりです。

 

「テナートロンボーンのロータリーで通るのは必ずF管でなければならないのか?」

 

この夏はバストロの出動機会が多く、またテナーで吹く曲も調号の多い曲でした。バストロを吹いていると勿論Ges管を使うこともあり、5ポジションの音を1ポジションで取れるのはとても便利だと実感。バストロだと動きが楽なのに…とテナーの曲で思うこともしばしば。そんなことを思った私が言いたいのは、

 

「F管ではなく、Ges管付きテナートロンボーンがあってもいいんじゃないか?」

 

F管なら1ポジションで取るCはGes管の2ポジションでも取れますし、テナーでlowC近辺の音域を使うことはそうそう無いので割り切ってしまうのもアリ。スライドワークは楽になり、GesだとB←→Fの切り替え時ほど音の明るさ・暗さが大きくは変わらないので支障は無いという考えです。F管だったバストロをそのままテナーに合体させるという発想は確かにわかり易いですが、色々な曲への対応力を考えるとGes管の方が合理的な気がしております。だって最近のアニソンってGes Dur多いんだもん。

 

工房で改造をお願いすればできるとは思いますが、メイン機の88Hを人柱にするのは少し躊躇われる…。余裕ができたら中古の安物で試してみたい気持ちはありますね。或いは某大陸辺りで製造していないだろうか。