金管箱推シノススメ

一発オケ系金管箱推し奏者「海神」です。楽器のことや編曲のこと等つらつらと。

試奏記 〜アルトトロンボーン用マウスピース〜

所属オケでアルト案件が決定したのを受け、アルトトロンボーンのマウスピースを吹き比べて来ました。仕事帰りに銀座の山野楽器へ。
7〜11辺りのサイズを、ということで、在庫からBach(ノーマルとアルティザン両方)7Cと11Cを出して頂きました。加えて、バストロで好感触だったTilzも同サイズ帯をお願いした所、7Cと11Cは無かったので代わりに"Johan Doms Model 3"が登場。
 

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さて、吹き比べ開始。
(写真は左からノーマル7C,アルティザン7C,ドムスモデル,ノーマル11C,アルティザン11C)
ノーマルBachはやはりその軽さから高音域に詰まりを感じたので、早々にご退場。続けてアルティザンは、どちらのサイズもそこそこ吹き易い。11Cの方がやはり上を当てられて、アルトらしい明るい音色。7Cの方が少しテナー寄りか。
そして満を持してTilzドムスモデル3。こちらは元ベルリンフィルのJohan Doms氏のシグネチャーモデルで、ドイツ管での使用を想定した設計とのこと。リム内径は25.0mm、スロートは5.0mmと小ぶり。吹いてみてあらびっくり!音色はよりアルトらしく輝かしく浮き立ち、高音域-特にアルトで当てにくいHighC〜D辺り-が他に比べスルリと当たる。今日吹いた5本の中でトップでした。ごめんよ手持ちのemperador。
 
しかしここでは決めず一旦保留。何故かと言うと、細管マウスピースの決定版ことBob Reeves 11Cをまだアルトに付けて吹いていないので。その比較ができたら、アルトも落ち着きますかね。今まで楽器はあれど案件が無かったので改めて色々試してみましたが、ドムスという思わぬ伏兵の登場に心湧いた仕事帰りの夜でした。