楽器紹介 C.G.CONN 88H Artist Symphony (!?)
転職活動もいよいよ大詰め、最終勤務日交渉に入った海神です。ご報告はもう少しで…。
さて、今日はまさかまさかの出来事が。自分でも何故こうなったかわかりません。
きっかけは、今のメイン機である88Hを購入した「大久保管楽器」様のtwitter。ここは中古楽器店なのですが、たまに破格のジャンク市を開催するのが特色。以前もニッカンのアルトホルン(テナーホーン)を5000円で購入したことがあったり。
そのジャンク市が本日開催されるとの報せを見た私。何か面白いブツがあればと、午前中はフリーだったので向かった訳です。するとお店のtwitterには「今回は数千円〜1万円前後のモノが中心〜CONNテナーバストロンボーンなど〜ご来店お待ちしております」…CONN!?何やら不穏な予感。その予感は的中することに。
お店の攻めたツイートはまだ続きました。開店前に投稿された写真には「ロータリートランペット 5400円」の値札が。今日の狙いが決定した瞬間です。しかし家を出たのが少し遅れたせいか、到着した時は列の7人目。前にはトランペット吹きと思しき人がおり、これは絶望的かと思いつつtwitterの写真を見返しました。そこにはトロンボーンが。
「C.G.CONN Artist Symphony」
…これですか。
程なくして開店。やはりロータリートランペットは先頭の方に買われてしまった為、一目散にトロンボーンコーナーへ。CONNの値札を見てびっくりしました。明らかに0が1つ足りないとしか思えません。気付いたらケースを掴んでレジで会計をしていました。
はい。88H、2台目です…
しかも同じ楽器屋で。自分でもバカかと思いますが、それ程の値段でした。幾らか知りたい方は私までtwitter(機材も放出中です!)にてDM願います。
さてさて、肝心の楽器のコンディション。抜差管・ロータリー・ウォーターキイの動作は問題無し。スライドはやや渋いですが、演奏不可能ではないレベル。メッキのハゲはスライド部に顕著ですが、プロテクタの類を付ければ良し。石突きゴム欠品。
そしてここがジャンク扱いの理由だったのですが、ベル外側に当て金があります。穴を塞ぐ為に当てられている訳ですが、内側の該当箇所もよく見ないとわからない位に微細なもの。それにしても安過ぎる…。
加えて、CONNと言えば気になるのが製造年代とシャンク。前回の「バックシャンク事件」があるので、ここは嫌でも慎重になります。
「Artist Symphony」の文字があり、よくあるベル彫刻は無し。紐式ロータリーで、キャップの”乳首”は小さめ。シリアルナンバーはスライドのジョイント部にあり「88H 3 4***」。2000年が「5 ******」なので、90年代後半製造のように思いますが、詳細は不明。なおスライドはバネ入り。
そしてシャンクですが、手持ちの88H1台目(バックシャンク)と比較しても入り具合がパッと見同じ(左が1台目、右が今日買った2台目)。少しぐらつく気もするのですが、レシーバーが傷付いては困るのであまり荒っぽいことはできず。シャンクの可能性としては以下の3つ。
1) レミントンシャンク
2) レミントンシャンクだが、バックシャンクを挿してレシーバーが変形している
3) バックシャンク
もしレミントンシャンクなら、ポピュラー寄りの運用ができそうで期待が高まります。そうでなくても、サブ機として野外等のラフなステージに使えそうです。近日中に専門家に診て頂こうかと思います。
「ロータリートランペットを狙ってジャンク市に行ったら、88Hを買って帰ってきていた」という訳のわからない3連休初日でした。出会いって怖い…