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金管箱推シノススメ

一発オケ系金管箱推し奏者「海神」です。楽器のことや編曲のこと等つらつらと。

試奏記 〜 New York Bachトロンボーン & Bob Reevesマウスピース

今日は急遽予定が空いたので、お世話になっている楽器店「Joybrass」様にて、ヴィンテージ楽器と話題のマウスピースの試奏をさせて頂きました。

 

  • ヴィンテージ楽器

まずは細管トロンボーン。New York Bachの8(シリアル3桁台!、左)と12(右)。

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3桁の8は、音の立ち上がりが非常に良かった。経年故か、少し乾いた印象の音色。でも出て来る音は決してか細くはなく、明るい感じも受けました。コントロール性は抜群で、ポピュラーで活躍できそう。入荷早々に商談に入ってしまったこの個体。先立つ物があれば、本当に欲しかった…。まぁこれは売れちゃいますわなorz
12はJoybrassトロンボーンアドバイザーSSKさんもお勧めの個体。8と比べると少し太管に近い感覚で吹ける楽器でした。スライドの上半分はイエローブラス、下半分はゴールドブラス。当時はそういう細かいオーダーも受けていたよう。音質はウェットでまとまりのある感じ。特にpで吹いた時の音色がどストライクで好み。細管としての尖り感で言うと8に軍配が上がりますかね。オケで真価を発揮しそう。

そして、吹いていると8と12で微妙な違いを発見。マウスピースが刺さる深さが異なるのである。トロンボーン担当のMYKWさんによると、同じ細管とは言っても時代によって少しずつテーパーが異なるそう。当時のマウスピースならジャストフィットなんだとか。また吹いてみたい物が増えてしまった。

最初のトロンボーンはBachだったけれどキツさからConnに行き着いたそんな自分でも、ヴィンテージBachはとても吹き易かったです。

 

  • マウスピース

次は、手持ちの楽器でBob Reevesマウスピースを試奏。幸いにも6-1/2サイズの「Clarke-L」の在庫があったので、スタンダードウェイトとマーキュリー(ライトウェイト)の2本を、自分のBach Artisan 6-1/2AL & willie's presidentと吹き比べ。

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Bob Reeves間での比較だと、自分の好みは重い方のスタンダード。マーキュリーは中音域なら吹くのがとても楽なのだが、チューニングBの上のF以上になると急に詰まると言うか壁みたいなものを感じてしまった。その点スタンダードはその壁を感じず滑らかに吹けるし、全体的に吹き込める感覚がある。楽器は軽い方が好きだけど、マウスピースは重めが相性良いみたい。

 
さて、手持ちマウスピースとの比較へ。音の立体感ではBob Reeves>Bach>willie's。本当は聴き手の方が居たら評価して欲しかった要素だけど、自分が吹いている感覚だけでもこのように感じた。細かなコントロール性やフォーカスされたサウンドではwillie'sだけど、良くも悪くも音が立つ印象に。ポピュラー寄りかな。Bachはこの三者だとザ・中庸。立体感もコントロールも消費する体力も。それだけに扱い易いマウスピースであることを改めて実感。当分はオケで常用か。
そして、比べて思うBob Reevesの圧倒的倍音…!通常Bachより重いArtisanより更に重い為か、高音域に少し慣れは必要そうだけど、是非ともオケやアンサンブルで使いたい音の豊かさ。

Bob Reeves、今回は金策がまだ不十分なので見送りになりましたが、そこが何とかなった暁には是非手元にお迎えしたい品でした。定期的に入荷してくるようで、「その時」がいつ来ても店の在庫的には大丈夫そうな予感。次に行く時は11CとMr.Bassも吹きたい。
久し振りの蒲田、楽しいひとときでした。