金管箱推シノススメ ~その1:略歴~
お久し振りです。本業が立て込んだ中で転職活動も並行して進めていたら更新が滞ってしまいました…。その辺は落ち着いたらまた別途記事にします。
さて、今回はいよいよブログのタイトルである「金管箱推し」について切り込んでいく記事にしてみようかと思っています。そもそも「箱推し」とは、アイドルグループのメンバー全員が好きという意味のドルオタ用語。それに準えて、金管楽器は何でも好きで色々吹く私こと海神が、金管楽器の持ち替えについて所感を語ってみようというシリーズになります。初回の今回は、いつから・なぜ私が「金管箱推し」になったのか+現状をつらつらと書いてみます。
中学で吹奏楽部に入部し、人数不足&指を使う楽器は無理ではとの思いからトロンボーンを始めた私。同期に木管箱推しとも言えるマルチプレイヤーがいたり、別の同期がトロンボーンからテューバに移動したりしたこともあり、「金管も色々吹けないものかねぇ」と思ったのが恐らく最初のきっかけでした。当時はユーフォニアム以外まともに音すら出せませんでしたが、ユーフォニアムも面白いなと感じました。合奏でユーフォパートを後ろから盗み見ながらピストンとスライドの対応関係を覚えて、独学で運指を習得。大学卒業までは楽器購入費が工面できない都合もありトロンボーン一筋でしたが、いつかユーフォにチャレンジしたいという思いは持ち続けていました。
時は大学卒業の年。卒後は地域のアマオケに入りたいと思っていましたが、トロンボーンはどこも満杯ということで吹奏楽団も視野に入れることに。ちょうど良いタイミングで中古のユーフォニアム(YEP-321S)が出たこともあり、意を決し少しずつ貯めていた貯金をはたいて購入。かくして、地元の吹奏楽団でユーフォ吹きとしてのキャリアをスタートすることと相成りました(楽器所有していれば歴不問だったので入れました)。
その後は、いわゆる「一発系」「企画系」の活動にも参入する中で、サブ楽器として何種類もの楽器を持っている方が多数いることに衝撃を受け、ますます他の楽器へのチャレンジ欲を強くします。中古楽器のチェックやヤフオクを覚えてしまったのが運のツキ。安価な入門モデルを中心に上はトランペットから下はテューバまで揃ってしまいました。現時点で本番での使用経験があるのは、トロンボーン(細管・太管ともに)、バストロンボーン、ユーフォニアム、テューバ。自分の好みもあってか、どうにも(音が)低きに流れるようで。トランペット等はまだまだ実用には遠いのが正直な所。
今回はこんな具合で、私こと海神の「金管箱推し」奏者としての略歴を書かせて頂きました。次回からは、トロンボーン吹きから見た他楽器との持ち替えに関する所感を綴っていきますので、余り期待しないで待っていて下さい。
twitterで次回の更新通知を見てしまった人は、閲覧数を提供するボランティアをしに来て頂きたく。
ヒゲ脱毛体験記 〜2回目〜
海神です。諸々大きなイベントごとのレポ更新が滞っていて申し訳ありません…仕事周りでちょっとバタバタしてました。
さて、今日は2ヶ月振りのヒゲ脱毛へ。前回は熱くて散々な思いだったので、今回はどうなることやら…
今日の施術担当者さんは前回とは違う方。なんと、前回お伝えしていた筈の表面麻酔が用意できていないそうで早速不安が。「耐えて下さい」ってそんな。
しかし、前回も使ったガス麻酔のコツを教えて頂く。ただ吸うだけでなく吸ったら一旦息を止めて、苦しくなったら吐くようにすれば効き目が上がるとのこと。
施術に入って実践してみると効き目の向上は(体感)僅かのようでしたが、息を止めることに意識を向けたり「ここまで照射されたら息を吐こう」とゲーム感覚になろうとしたりした結果、思いの外耐えられてサクサクと進みました。
前回は45分程かかった施術が今回は20分で終了。麻酔のコツ、最初に教えて欲しかった…
28歳最後の日は、悶絶の日という程にはならずに終えられそうです。
太管マウスピース探しの旅 〜 小径編
最近、太管トロンボーンの小さめなマウスピースを探している海神です。所属オケでアルトを使うつもりの曲が、周りのセッティングとのバランスを見てテナーでいくことになったので、色々見て回っています。
先々週の土曜日は、渋谷方面で3本程試奏。
CONN 5CLはHiC以上でもスルリと当たるが、全体的に詰まった感覚。Best Brass 片岡雄三氏モデル(生産終了品)はスロートが太い為か吹き込めるが、音色は細管めいていて面白い。高音域になると多少その太さが災いする局面も。ヤマハ47はどスタンダードながら侮れず。少し窮屈な所はあるが、コントロール感にはムラが無い。
しかし「これだ!」という物には巡り会えなかったので、本日Joybrass様にて友人と待ち合わせがてら色々と出して貰うことに。
まずは太管でJK 8CL、Marcinkiewicz 9BS、willie's RBの3本。RBは自分には音がぼやける感じがしたので予選落ち。Marcinkiewiczは少ない息で吹くとメロウで良い音だが、その軽さもあってか少しでも力みが出ると詰まって鳴らなくなってしまう。JKはその点で「逃げ」があり、多少の力みは受け止めてくれて芯のある音。
私的・太管の中での順位は①JK→②Marcinkiewicz→③RB。どれも太管用という設計上スロート径はそこそこあり、細管に近い感じではありませんでした。
そこで、ちょうど細→太管用のアダプタを持っていたので、mykwさんにお願いして細管7Cサイズを出して貰うことにしました。アダプタ付だと音のキレが…という話もありますが、物は試しということで。
吹いたのは、Bach、Bach Artisan、Tilz、willie's、Shiresの各7Cと、JK 9F。ノーマルBachは音がガサガサして吹き込めなかったので予選落ち。JKやShiresもそれに近い感じ。willie'sは少しスロートが太いのか?嫌な抵抗感がやや少なめ。Artisanは6-1/2を吹き慣れているせいかコントロールも容易。何より驚いたのがTilz。息がスルスル入っていくしHiC以上でも音が痩せず、一番イメージ通りに吹くことができました。友人からも「Tilzと比べてBachとかはニワトリの首を絞めたような音」と比較時のコメントを頂きました。
当初の不安は何処へやら、アダプタ付きでも自分は余り違和感がありませんでした。細管の中での順位は①Tilz→②Artisan→③willie's→④JK→⑤Shires→⑥Bach。TilzもArtisanもBachベースの筈なのに、全然吹き心地が違ってびっくり。今日時点では保留したけど、アダプタの方向で検討かしら。
試奏記 〜 C.G.CONN 88Hセイヤー & マウントバーノンBach 45B 〜
あいも変わらず試奏記ですみませんw
土日連続でまたまた「ジョイブラス」様へ。先日のメンテナンス講座で貰った割引券の特典「7月中に3回お買い物をするとスライド調整無料券」を無事にゲットしました。どうやら私が第2号のようで。必要なオイル類も揃いました。
さて、せっかく立ち寄ったのでと2台試奏をさせて頂きました。Conn88Hのセイヤーヴァルブとマウントバーノン期のBach45B。珍しい代物が入ってきておりました。
88Hセイヤーは売価20万円台後半。MYKWさん曰く前オーナーはドイツ管が好きな方だったそうで「トロンボーンはノーラッカーでこそ」との持論から意図的にベルのラッカーが剥がされていました。吹いてみると、Connにしてはぶっとい印象。普段吹き慣れないセイヤー+ワイドスライド(因みにバックシャンクでした)ということもあり、特にヴァルブを使うとかなり息を持っていかれました。こういうセッティングするなら別にConnである必然性は無いかなぁという感想でした。好みが分かれる所ですね。
マウントバーノン45Bは売価30万円台後半。全て部品は純正品のままリラッカー済。このリラッカーも施工するメーカー・技術者によって外観にかなり差が出るようで、こちらはとても綺麗でした。肝心の吹き心地は、まず音の表情が付け易いと思いました。キャパシティもffからppまで充分。9インチベルでボアも太いですが、それによるキツさはあまり感じず。88Hセイヤーよりも「息を持っていかれる」感覚は無し。オケの2,3番の他、ジャンル問わず使えそうです。現行Bachはキツくて手放してConnに行き着いた私ですが、ヴィンテージBachは軒並み好印象だったりします。
マウスピース相談会もやっていましたが、先月Monster2Gを購入したばかりなのでまたの機会に。これから友人が多数出演する「ルセッタアミュゼ吹奏楽団」様の演奏会を聴きに行きます。3月に乗ったカービィ吹奏楽の際にメンバーさんからご案内を頂いていて、その時から楽しみにしていました(見学行けずすみません!来シーズンこそは)。総武快速に乗って向かいましょうか。
試奏記2 〜 C.G.CONN 100H 2色 〜
1の続き。夜のオケ練習に行く前に新大久保の「DAC」様へ立ち寄り。中古の細管テナートロンボーン・C.G.CONN 100Hが2台あると聞いていたので、それらを試奏させて頂きました。
こちらが出て来た2台。同じモデルなのに"顔"が違う。かたや赤ベルで持ち手も普通の形。かたや黄ベルで持ち手が丸くなっている。製造年代の違いでしょうか。マウスパイプは3タイプ交換式。期待に胸を膨らませ、いざ試奏。
まずは赤ベル。材質のせいか88Hに近いふくよかな音色でありつつ、細管らしい張りも併せ持つ。CONNらしい吹き易さは勿論のこと。良く言えばジャンルを選ばない。悪く言えば太管との差が少ない。
続けて黄ベル。赤ベルに比べて明るい音色が目立つ。コントロールがとても楽で、自分が頭の中で歌った通りに音が出る感じ。ハイトーンもこちらの方が当たり易い。好きなアニソンのブラスセクションのフレーズをパラパラと吹いてつい遊んでしまいました(M@STERPIECEとか、ハローニューワールドとか)。より細管的な印象の強い楽器。私はこっちの方が好きでした。
同じモデルで色違い。2本並べて吹くと、ベル材質の違いがよくわかりますね。112Hの時のように長居して吹いてしまったのですが、流石に"ご軽率"は踏みとどまり。いや、黄ベルはお値段5桁なので欲しいなと思ったんですが、流石に手持ちのYSL-651と並べて吹き比べないと決められないなということで 今 日 は 見送り。近い内にまた行こうかと。
まぁそれより、細管関係だとBob Reeves 11Cが早く欲しいなーというのは実際ありますがね。
試奏記1 〜 Edwards CR-E & マーキーホーン 〜
香港帰りの海神です。疲れがまだちょっと残っています。その辺のまとめはもう少々お待ち頂くとして、例によって試奏のお話。
お仕事は午前中にさっさと済ませ、今日も一路「ジョイブラス」様へ。
先日参加したメンテナンス講座特典の値引き券を使いお手入れ用品を補充しつつ(今月中にあと2回!)、バストロンボーンフェアということでなんと、Edwardsの超高級&レアモデルの「CR-E」(左)と「マーキーホーン」(右)を試奏させて頂きました。本来は受注生産品で、試奏すること自体なかなか叶わない2本です。
どちらも吹いてみてびっくり。というのも、"良い意味で"バストロっぽくないのです。まるでテナーを吹いているような感覚で吹けて、重々しさが全然無い。私もですが、テナー本職の人でもかなり吹き易い部類のバストロではないでしょうか。だからと言って低音が痩せる訳が無く、 そこはバスらしさたっぷり。あと、レバーアクションがとても静かな所も良い。
両者の違いとしては、CR-Eの方がよりフォーカスされた吹き心地でまとまった音、マーキーホーンはより息が入り素直という印象を受けました。合うマウスピースも違いがあり、CR-EはMonster2G、マーキーホーンはTLBP3の方が手持ちの中ではフィットしました。個人的には総じてマーキーホーンの方が好印象。
本職バストロ吹きには少々物足りないかも知れませんが(アドバイザーsskさんもそうしたコメントを多く貰うとのこと)、大満足の2本でした。
…お値段もびっくりするものでしたが。
香港渡航前夜 ~NNSB~
海神です。
今、なんと成田からブログを書いております。
…というのも、明日より香港で開催される「Hong Kong International Band Fair 2017 Competition」にNicoNico Sounds in Brass(NNSB)の一員として出演させて頂くのです。
楽譜頒布プロジェクトNNSBには初回の音源収録の頃からお世話になっていますが、遂に香港です。昨年の台湾だけでは収まらず展開中。毎度勉強させて頂いております。
集合が朝早い為、神奈川民の私は空港近くで前泊。この度の宿は「快活CLUB 成田駅前店」様です。カイ!カツ!カイ!カツ!
実は初めてのネットカフェですが、横になれるしなかなかきれいで快適ですね。寝るのが勿体無い。
成田駅前店の詳細はこちら。京成成田駅から5分程の距離。LCC早朝便利用者にもおすすめです。
え、楽器も持ってネカフェのブースに入れるのかって?
そこは今回テューバなので問題無し。楽器は現地レンタルをお願いしております。故に、リュックとスーツケースと我が身のみ。後は、"現地妻"が依頼通りB管であることを祈るばかりですね(昨年の台湾遠征ではC管が来て、運指を半分強覚え直す羽目になった)。
さて、飛行機内で寝られるかどうかわからないので、一応寝ておきます。
半日後にはもう香港。遠足前の子供のような心境です。