試奏記 〜 C.G.CONN 88Hセイヤー & マウントバーノンBach 45B 〜
あいも変わらず試奏記ですみませんw
土日連続でまたまた「ジョイブラス」様へ。先日のメンテナンス講座で貰った割引券の特典「7月中に3回お買い物をするとスライド調整無料券」を無事にゲットしました。どうやら私が第2号のようで。必要なオイル類も揃いました。
さて、せっかく立ち寄ったのでと2台試奏をさせて頂きました。Conn88Hのセイヤーヴァルブとマウントバーノン期のBach45B。珍しい代物が入ってきておりました。
88Hセイヤーは売価20万円台後半。MYKWさん曰く前オーナーはドイツ管が好きな方だったそうで「トロンボーンはノーラッカーでこそ」との持論から意図的にベルのラッカーが剥がされていました。吹いてみると、Connにしてはぶっとい印象。普段吹き慣れないセイヤー+ワイドスライド(因みにバックシャンクでした)ということもあり、特にヴァルブを使うとかなり息を持っていかれました。こういうセッティングするなら別にConnである必然性は無いかなぁという感想でした。好みが分かれる所ですね。
マウントバーノン45Bは売価30万円台後半。全て部品は純正品のままリラッカー済。このリラッカーも施工するメーカー・技術者によって外観にかなり差が出るようで、こちらはとても綺麗でした。肝心の吹き心地は、まず音の表情が付け易いと思いました。キャパシティもffからppまで充分。9インチベルでボアも太いですが、それによるキツさはあまり感じず。88Hセイヤーよりも「息を持っていかれる」感覚は無し。オケの2,3番の他、ジャンル問わず使えそうです。現行Bachはキツくて手放してConnに行き着いた私ですが、ヴィンテージBachは軒並み好印象だったりします。
マウスピース相談会もやっていましたが、先月Monster2Gを購入したばかりなのでまたの機会に。これから友人が多数出演する「ルセッタアミュゼ吹奏楽団」様の演奏会を聴きに行きます。3月に乗ったカービィ吹奏楽の際にメンバーさんからご案内を頂いていて、その時から楽しみにしていました(見学行けずすみません!来シーズンこそは)。総武快速に乗って向かいましょうか。
試奏記2 〜 C.G.CONN 100H 2色 〜
1の続き。夜のオケ練習に行く前に新大久保の「DAC」様へ立ち寄り。中古の細管テナートロンボーン・C.G.CONN 100Hが2台あると聞いていたので、それらを試奏させて頂きました。
こちらが出て来た2台。同じモデルなのに"顔"が違う。かたや赤ベルで持ち手も普通の形。かたや黄ベルで持ち手が丸くなっている。製造年代の違いでしょうか。マウスパイプは3タイプ交換式。期待に胸を膨らませ、いざ試奏。
まずは赤ベル。材質のせいか88Hに近いふくよかな音色でありつつ、細管らしい張りも併せ持つ。CONNらしい吹き易さは勿論のこと。良く言えばジャンルを選ばない。悪く言えば太管との差が少ない。
続けて黄ベル。赤ベルに比べて明るい音色が目立つ。コントロールがとても楽で、自分が頭の中で歌った通りに音が出る感じ。ハイトーンもこちらの方が当たり易い。好きなアニソンのブラスセクションのフレーズをパラパラと吹いてつい遊んでしまいました(M@STERPIECEとか、ハローニューワールドとか)。より細管的な印象の強い楽器。私はこっちの方が好きでした。
同じモデルで色違い。2本並べて吹くと、ベル材質の違いがよくわかりますね。112Hの時のように長居して吹いてしまったのですが、流石に"ご軽率"は踏みとどまり。いや、黄ベルはお値段5桁なので欲しいなと思ったんですが、流石に手持ちのYSL-651と並べて吹き比べないと決められないなということで 今 日 は 見送り。近い内にまた行こうかと。
まぁそれより、細管関係だとBob Reeves 11Cが早く欲しいなーというのは実際ありますがね。
試奏記1 〜 Edwards CR-E & マーキーホーン 〜
香港帰りの海神です。疲れがまだちょっと残っています。その辺のまとめはもう少々お待ち頂くとして、例によって試奏のお話。
お仕事は午前中にさっさと済ませ、今日も一路「ジョイブラス」様へ。
先日参加したメンテナンス講座特典の値引き券を使いお手入れ用品を補充しつつ(今月中にあと2回!)、バストロンボーンフェアということでなんと、Edwardsの超高級&レアモデルの「CR-E」(左)と「マーキーホーン」(右)を試奏させて頂きました。本来は受注生産品で、試奏すること自体なかなか叶わない2本です。
どちらも吹いてみてびっくり。というのも、"良い意味で"バストロっぽくないのです。まるでテナーを吹いているような感覚で吹けて、重々しさが全然無い。私もですが、テナー本職の人でもかなり吹き易い部類のバストロではないでしょうか。だからと言って低音が痩せる訳が無く、 そこはバスらしさたっぷり。あと、レバーアクションがとても静かな所も良い。
両者の違いとしては、CR-Eの方がよりフォーカスされた吹き心地でまとまった音、マーキーホーンはより息が入り素直という印象を受けました。合うマウスピースも違いがあり、CR-EはMonster2G、マーキーホーンはTLBP3の方が手持ちの中ではフィットしました。個人的には総じてマーキーホーンの方が好印象。
本職バストロ吹きには少々物足りないかも知れませんが(アドバイザーsskさんもそうしたコメントを多く貰うとのこと)、大満足の2本でした。
…お値段もびっくりするものでしたが。
香港渡航前夜 ~NNSB~
海神です。
今、なんと成田からブログを書いております。
…というのも、明日より香港で開催される「Hong Kong International Band Fair 2017 Competition」にNicoNico Sounds in Brass(NNSB)の一員として出演させて頂くのです。
楽譜頒布プロジェクトNNSBには初回の音源収録の頃からお世話になっていますが、遂に香港です。昨年の台湾だけでは収まらず展開中。毎度勉強させて頂いております。
集合が朝早い為、神奈川民の私は空港近くで前泊。この度の宿は「快活CLUB 成田駅前店」様です。カイ!カツ!カイ!カツ!
実は初めてのネットカフェですが、横になれるしなかなかきれいで快適ですね。寝るのが勿体無い。
成田駅前店の詳細はこちら。京成成田駅から5分程の距離。LCC早朝便利用者にもおすすめです。
え、楽器も持ってネカフェのブースに入れるのかって?
そこは今回テューバなので問題無し。楽器は現地レンタルをお願いしております。故に、リュックとスーツケースと我が身のみ。後は、"現地妻"が依頼通りB管であることを祈るばかりですね(昨年の台湾遠征ではC管が来て、運指を半分強覚え直す羽目になった)。
さて、飛行機内で寝られるかどうかわからないので、一応寝ておきます。
半日後にはもう香港。遠足前の子供のような心境です。
機材紹介 〜Thomann Trekking Case Bb/F Trombone〜
今回は人柱のご報告です。
Twitterで相互フォローの方(一部では「ご軽率四天王」と評されているとかいないとか…)がある日海外サイトで売られている楽器ケースの話をされており、それに食いついたらケースを個人輸入していましたという話。
こちらがそのブツ。
ドイツはThomann社製のセミハードケース。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、見た目は某マー○ス○ナにそっくりw でもお値段は日本円で7/1現在10200円(+shipping cost)という破格。これ如何にということで(ケースも古い物を使っていたし)取り寄せた次第。
※尚、コピー元の現物を所有したことはありませんので悪しからず。
高さは90cmとコンパクト。A4サイズの紙が入る譜面ケースは、コピー元と違い固定式になっています。そしてやや小さめ。
背中のストラップも縫い付けではなく、よくあるベルト式。これは付属の物ではなく、滑り止めの面積が広い下倉楽器の物に交換しています。
そしてご開帳。こんな感じで楽器が収納されます。楽器の形状に合わせて位置を変えられるクッションが4つ付属。2本(互い違いに入れれば3本)入りのマウスピースポーチも。
ベルセクションとスライドの仕切りも厚く、干渉しないように造られています。
ベルセクションを置いている部分(ジョイント部でクッションを使い切ったので、ベル部にはタオルを置いています)の下には…
開けてびっくり収納スペース。オイルやスワブ等を入れるには十分過ぎる程です。
…と良いこと尽くめのように思えますが、クッションが肉厚な為か、入れると結構キツキツです。これ、ヤマハXENOの8-2/3インチベルだと入らないのではなかろうか…。
その肉厚さが災いしてか、蓋を閉める時には少し蓋を押してきちんと閉めてあげないとファスナーが閉まりにくいようです。この辺りは廉価品なりか。あとそれなりに重い。KTLよりは堅牢そうだし目を瞑る。
※7/2追記: 大サイズ(600円)のコインロッカーに入りました。他の背が高いケースは特大でないと厳しいことが多いので、結構ありがたい点だと思います。
収納豊富で肉厚クッション。見た目もそれっぽいwけど廉価品なりな所もある。 そんなThomannケースでした。KTLよりも安いですし、シ○イニー買う位ならこちらをお勧めしたいですね。使ってみるとまたレビューする点が出てくるかも知れませんが、それはその都度。
尚、Thomann社は他にも色んな楽器やケース・パーツを扱っているので見ていて飽きません。自社ブランドの楽器まで作っていました(恐らく大陸製?)。日本では手に入りにくいパーツや入荷待ちになっているケースもあるので、ご入用の方は如何でしょうか。注文してから9〜10日程で届きます。
ヒゲ脱毛体験記 ~初回~
海神です。先日試奏して決めかねていたマウスピースは、結局Monster 2Gにしました。キャパシティの広さ・音の密度・見た目の格好良さ(これ大事)から見て、ConcertoとMonsterの決勝戦はMonsterに軍配。
さて、今回は楽器と全く関係ない話ですがお付き合い下さい。
昨夜は仕事帰りに、ヒゲ脱毛を初めて受けてきました。毎日の処理の手間・剃刀負けによる肌への負担・そして男性的過ぎる風貌が嫌なことから自分の中で色々限界を迎え、決断した次第。
脱毛については「痛いのか?」という不安がある方も多いかと思うので、レビューと記録を兼ねて記事にしてみます。尚当方、頬~首回りまで濃く硬いヒゲが生えております。
施術に使われた機械は「メディオスター」(リンクは検索で一番上に出て来たサイトより)。従来のレーザー脱毛に比べて痛みが軽減されているのがウリとのこと。痛み耐性に自信が無いので、笑気麻酔(吸入式の麻酔で、吸うと酔っぱらったようにボーっとする)もお願いしました。
麻酔を吸い込み、首周りからジェルを塗り、いよいよ施術開始。ジェルを塗布した部分に機械を当て、なぞりながらレーザーを照射していくスタイルです。最初はパチパチする感覚と共にほんのりと暖かさが。「これはいけそうだ」と思った次の照射で、
…いてっ!アチアチアチアチアチアチアチ熱いいいいいいい!!!!!!!!!!
なんとも形容し難いのですが、静電気が連続で起こっているような痛みが走りました。最初はヒゲが少ない箇所に照射されただけのようです。濃く生えているとそれだけ痛みも強いとのこと。自分が一番痛かったのは、顎と首の境目から首周りにかけて。熱過ぎて何度もインターバルを取って頂きました。施術後には軟膏も頂く。麻酔が無かったらどうなっていたことやら…。
レーザー脱毛を初めて受けてみて、「痛みが少ない」という売り文句は「痛みが少ない(痛くないとは言ってない)」ということなのだと気付きました。まぁ、個人差がありますって所に尽きるのかなと。「私は痛かったけれど、他の方も同じとは限りません」ということだけ一応。次回の照射は2ヶ月後の誕生日前日。悶絶の2*歳(にじゅうちょめちょめさい)最終日になりそうです。
試奏記 〜 willie's マウスピース相談会 〜
今日はお昼の時間を使っていつもの「Joybrass」様へ。「willie's マウスピース相談会」でバストロのマウスピースを沢山試奏させて頂きました。
先月の記事で書いたCONN 112Hを結局"ご軽率"したのですが、楽器が変わるとマウスピースとの相性もやはり変わりまして。2G近辺で良い物が無いかと思った次第。吹かせて頂いたマウスピースは以下。
・Concerto 2G
・Polaris 2G
・Emperador 2G
・Walküre HY2J
・TL BP 2s
・Monster 2G
・Monster 1-3/4G
・Emperador 1-3/4G
まずは上の3つから。吹き心地はどれも良いものの、低音域が痩せなくて一番レスポンスが良かったConcertoが予選通過。
次に社長夫人が真ん中の2つを持って来て下さいました。Walküreはテナーのマウスピースを吹いた時にキツめの印象があったのですが、バストロには意外と合うんだなと感じました。TLBP2sは自分が持っているTLBP3より1つ大きめのサイズ。カップが自分にはちょっと深かった。
色々なボディのマウスピースを試したい旨をお伝えしていた所、最後に製作者の中込社長が下の3つと共にご登場。1-3/4は他のメーカーには無い、2Gと1-1/2の中間サイズだそう。流石、痒い所に手が届きまくるメーカーです。普段テナー吹きの自分にはやや大きめか。結果、予選通過したのはConcertoとMonsterの2G。
レスポンスはConcerto>Monster
音質はMonster>Concerto
と一人ではどうにも決めきれずいた所、社長が出音を確認して下さいました。社長チェックによると「倍音豊かなのはMonster。音がフォーカスされるので結果的に(自分ではレスポンスが良かったというConcertoよりも)ハッキリ聞こえる。オケっぽい音色。Concertoの方がフォーカスしきれていない感じだが、軽さはアンサンブルには良い。後は好みになる」とのことでした。
夜のオケ練習の準備もあり、結論は出さずにお店を後にしましたが、音色の幅やキャパシティを考えるとMonster 2Gかなぁという気がしています。
帰りがけには来月の海外遠征でご一緒するトロンボーン隊の皆様と遭遇。同じくマウスピース相談会へご参加のようでした。
さて、Gオケの初練習。いよいよ幻想交響曲に挑戦です。