近況と言える程のことではないが
ご無沙汰しております、海神です。
いやはや、色々書こうと思っていたら11/18に発売したポケモンにどハマりしてしまい、全然ブログを触れませんでした。失礼。
(ポケモンのプレイ感想も書ければ書きたい)
さて、早いもので今年も師走。現職に就いてから1年半が経ちました。初任者研修も先月で修了。
試用期間が明けたのがちょうど1年前の今日。およそ仕事向きのスペックではない自分ですが、よく続いたなと思います。
とは言っても、ここに留まるかどうかは正直わかりません。twitterではたまにぼやいてますが、いかんせん零細経営。前職とは別業界というのもあり新しい仕事を覚える為にじたばたした1年半ですが、そろそろ先を見ていかないと…とは思っています。
平たく言えば潰れる前にスキル身に付けておかんと、って話で。
仕事も趣味も、今を楽しむのは勿論大切ですが、長期的視点が欠落してはアカンです。
楽器紹介も溜まっているので、時間を見て記事を上げていきたい所。
【衝撃の事実】シャンクとか楽器史とか
さて、8月に勢い余って購入してしまったCONN 88H。現行品とは異なる仕様ということで注文していたマウスピース「K2 6-1/2ALV」が出来上がったとの連絡を受け、水曜日に引き取って来ました(楽器紹介の記事で書いていたW社のやつです)。
その写真をFacebookに載せた所、開発者のN社長より「ちょっと入りが浅い気が…」とのコメント。楽器に付いてきた2本と高さを比べると少し高いので、若干の調整が入るのかと思い、本日楽器フェアにて社長に確認をお願いしました。すると、社長から衝撃の一言。
社長「えー、大変ショッキングなお話が…この楽器、バックシャンクです」
俺氏「!?」
購入店ホームページのスクショとシリアルナンバーも提示し詳細を訊いた所、社長から以下のようにご回答を頂きました。
・シャンクについては、レミントンシャンクが付属していたこともあり購入店が勘違いしたと思われる。
・90年代後半から2000年辺りは、88HがGEN1(小ロータリー、紐式ジョイント、レミントンシャンク、スライド内バネの、俗に言う"古いタイプ"の仕様)→GEN2(大ロータリー、ボールジョイント、バックシャンク、スライド内バネ無の現行仕様)に移行する過渡期に当たる。
・俺氏のモデルは2000年製造ということもありちょうどその過渡期。紐式ジョイントを残し、その他が現行仕様になっているタイプ。晩年のコーン社が混乱していた証だろう。
・レミントンシャンクの楽器にバックシャンクのマウスピースを挿していた事例があるように、その逆でバックシャンクの楽器にレミントンシャンクを挿して使っていた事例(前オーナー含め)。
…ということのようで。俺氏もまさか購入店が勘違いしているとは思いもよらなかったし、何より付属マウスピースがレミントンシャンク。しかもこれ、バックシャンクの楽器にレミントンシャンクのマウスピースを挿しても、入りが少し浅いだけでガタつかないんですね(以前Walküreを使っていた時期があるせいか、気にならなかった)。こんな諸々が重なって、気付くまで3ヶ月もかかってしまいました。ナンテコッタイ
当時購入店では「バックシャンクならもう少し高かった」という話でした。それなりにお手頃価格でレスポンスの良いCONNが買えたこと、なんと社長とジョイブラスさんのご配慮で即日マウスピースの交換をして下さったこと、上記事実を知れたことを考えると、シャンクの件はちょっと残念でしたがそれ以上に貴重な経験をしたように思います(Tさん、年始の本番を同じ仕様で揃えることが叶わずすみません!)。
…W社のマウスピース2本(クラシック用とポピュラー用)でやるつもりだった年始の本番、セッティング考え直さないと。
今は楽器フェアとジョイブラスさんに寄ってから帰宅し、新しいブツを横に置きながらこの記事を書いていますが、この一件はフェアの色んな展示物以上に勉強になりました。
最後に新旧比較。
レミントンシャンクを挿してしまっていた写真(今回のきっかけとなった1枚)
バックシャンクに交換して貰った写真
楽器紹介 YAMAHA YSL-651
2015年10月、ポピュラーのステージが連続で入ったのを機にYオクにて2万という破格で購入。70年代のプロモデル。
古い楽器なりの使用感はあるものの、各部の動きもそれなりに良く、届いた時から本番実用可能レベルでした。レスポンスも良く、中身の詰まった音をガツンと鳴らすこともできます。大田区吹奏楽祭やサンリオピューロランドのショーで活躍してくれました。オケでもいつか使いたいし、せっかく買ったのでビッグバンドにもチャレンジしていきたい所存。
マウスピースはNY Classic 4Mを使用。
NANA MIZUKI LIVE PARK 2016
お久し振りです。ここ数日、仕事がプチ炎上気味でなかなかブログを書けませんでした。2週間程前の話になりますが、お付き合い下さい。
去る9月22日、秋分の日。阪神甲子園球場で行われた「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」に参戦してきました!
水樹奈々さんの公演は2008年秋の新宿コマ劇場座長公演以来、関東1都3県で行われたものには欠かさず参戦していましたが、今回は初の遠征。普段はインドア派な俺氏ですが、慣れないバスや新幹線の手配に奮闘しながらもやり遂げましたよ。
21日に仕事を終えてから夜行バスに乗車。22日の朝に梅田に着いて、しばし散策。ずっと行きたかった「三木楽器 Low Brass Center」さんにも行くことができました。新幹線の切符とお土産を買ってから、阪神電車に乗って甲子園へ。デイリースポーツ特別号も購入し、現地で友人Z氏と合流。余談ですが、Z氏は作曲活動をしている大学オケ時代の同期で、ライブ仲間でもあります。彼の自作曲のブラスレコーディングをしたこともあったり。いつか本ブログでも紹介できるかも知れません。
お昼まではなんとか曇りで耐えてくれていましたが、流石の”晴れ女水樹”も秋雨前線には勝てなかったのか、開場時間に入った頃から現地は大雨。ですが、開演30分前には一応上がったので意を決して初の阪神甲子園球場へ入場。初めての甲子園が野球ではなく声優ライブな辺り、声豚の鑑。
ライブは「アオイイロ」で開幕。セット最上部にあった虹色の風船が一斉に飛ぶ美しい演出。続けて2曲目にはまさかの「POWER GATE」。最初からクライマックスと言わんばかりの熱気に。ラストのSaxソロでは藤陵さんがいつものように走りそして飛びながらの演奏。管楽器を吹く身として、あの安定感は何処から来るのかといつも不思議になります。さて、実は会場に入る時、全員にある物が配られておりました。バンド紹介が終わり7曲目「POP MASTER」の冒頭で掛け声に合わせてジェット風船を発射!客席、そしてアリーナからも煌めくブルーの風船が飛ぶ光景は圧巻の一言。試合だとグラウンドからは風船が飛ばないので、この公演だけの光景だったんですね。
幕間の映像は直近に放送されたアニメ「この美術部には問題がある!」のオマージュで、リサイクルアートを題材としたもの。メンバーが協力して作った恐竜(!)に乗り、「STARTING NOW!」の曲と共に颯爽と登場。今冬のアルバムリリースの発表と新曲「STAND UP!」の初演もあり、ますます勢いづいています。この間、少し雨がパラつきながらもなんとか保っていた天気ですが、「アパッショナート」を終え最後の「BRAVE PHOENIX」に入ろうとした時に遂に決壊。文字通りバケツを引っくり返したような大雨に。そんな中でしたが、最後の曲というのもあり雨をものともしない歌唱。プロ根性という言葉だけでは足りません。
今回はZ氏と相談し日帰りにした都合上、最終の新幹線に間に合わせる為アンコール前に撤収せざるを得ませんでしたが、それでも雨を含めて記憶に残る楽しい初遠征となりました。雨を完全には防ぎきれず、靴や土産の包装紙がずぶ濡れになってしまい、帰宅してから乾かす羽目になったのもまた良い思い出です。円盤の発売、心待ちにしています。
3連休その3 ~ 俺氏、母校へ帰る
更新が大分遅くなってしまいましたが、今月中旬の3連休の話。最終日は、出身高校の文化祭に行ってきました。お目当ては現役吹奏楽部員の演奏でしたが、顧問の先生と来年3月の定期演奏会エキストラの進捗確認も兼ねて。
現役の演奏は、文化祭で外部のお客さんが多く来ることもあってかポピュラー中心のプログラム。今までに無かった試みとして各パートのアンサンブルを入れてきた辺り、彼/彼女らのチャレンジ精神が窺えます。終演後に立ち話をしたトロンボーンの2年生の子は、俺氏の現役時代と同じ役職をやっているとのことで親近感。地域の他校との合同バンドの取り仕切りなのですが、それが今の俺氏の一発系楽団での活動の原点になっていたりします。自分のホーム楽団以外の現場での経験は得る物が多いので、頑張って欲しい所。
また、俺氏の母校では2年前から定期演奏会での卒業生トラを受け入れ始めていまして、過去3回バストロンボーンでお手伝いをさせて貰っています。新入生の初舞台である文化祭辺りのタイミングで、その年のレベルも見つつ演奏会のトリ曲の選定に入ります。今年は去る8月のコンクールでめでたく金賞を受賞したということで、今までよりハイレベルな曲に挑戦するとのこと。乗せて頂く側からしても期待で胸が膨らみますね。顧問の先生お二人とは、入学してからもう十ン年のお付き合い。現役部員と最大で干支一回り(!!)の年齢差がある中、こうしてまだ声を掛けて下さるのはありがたいことです。
この3連休は、音楽に溢れた楽しい時間を過ごすことができました。
3連休その2 〜 マウスピース色々
3連休2日目は、お世話になっている楽器屋「ジョイブラス」様にて実施された「Bob Reeves マウスピース 新作発表会」と「蒲田トロンボーン研究所」に参加してきました。
昨年発売されながらも自分に合うサイズが無かったBob Reeves。バストロ用の新サイズに加え、6-1/2や11Cサイズもラインナップに加わることが発表されました。従来のヘビーウェイトモデルだけでなく、ライトウェイトもあり、選択肢がとても広がります。
Bach・willie's・Bob Reeves 3社マウスピースの比較演奏もありましたが、Bachを基準に考えた場合、willie'sは一人一人の音が立つ印象を、Bob Reevesはトロンボーンセクションとして一体感のある印象を受けました。
唯一のネックは4万円程するそのお値段。willie'sが2本買えてしまいます。最近CONN 88Hユーザになった俺氏としては、シャンクが違うので買うか悩むこともないだろうと思っていたのですが、資料に衝撃の記載が。
レミントンシャンク、特注可能。どうしてくれよう、逃げ道を塞がれました。
まぁそこは実際吹いてみて確認ということで、後半の蒲田トロンボーン研究所(かまトロ)では、Bob Reevesマウスピースの試奏会も併せて行われました。
※かまトロの詳細は、ジョイブラス様のブログにて。
↓これ全部Bob Reevesです
↓本日の機材
太管でそこまで食指の動く物は無かったのですが、ヒットだったのは細管の11C。上から下までとても出し易く、ジャンルを選ばぬ吹き心地。今細管(楽器は後日紹介)で使っているマウスピースについて、強と弱の中間でもうちょっとコントロールがきけばと思っていましたが、その要望も満たしてくれます。細管を頻繁に使うようになったら買ってしまうかも。ひとまず今は保留。
あと、太管のマウスピースを試奏した際、俺氏がこれまで好んでいたライトウェイトよりも実はヘビー(寄りな)ウェイトの方が合っているのかも知れないと気付けたことは発見でした。ライトウェイトは吹く時に力が入ってしまうとそのキックバックによるバテが大きいのですが、ヘビーはマウスピースの重さが助けてくれるせいか、結果的に少ない力で長く吹けるようです。俺氏は。
K&HのマウスピースをWalküreからBach Artisanに変えたのも、今思えばそういうことだったのでしょう。ライトウェイトは余計な力が抜けた状態で吹くととても良い音が少ないパワーで出るのですが、それをする為にかなり気を遣いながら吹いていた所があります。重めの方が、そのストレスが無くトータルでは楽に吹けていました。
何やら最後はマニアックな話になってしまいましたが、試奏会の後のアンサンブルも含めて貴重な経験のできた連休2日目でした。連休初日の本番(前記事参照)より疲れている気がしますが、きっと気のせい。
3連休その1 ~ ARC、終演しました。
Alfred Reed Concert、無事に終演しました。お越し頂いた皆様、応援頂いた皆様、ありがとうございました。
6月上旬にお世話になっているTさんからお声掛け頂き参加したARC。7月から練習に参加し、短いながらも濃厚な2ヶ月を過ごすことができました。
↓ふるさと新座館ホール。小さいながらも新しくて綺麗でした。
吹奏楽を始めて15年が経ちますが、その割にはやる機会が多くはなかったリード作品。エルサレム賛歌をトロンボーンとユーフォニアムで各1回、エルカミーノレアル、セカンドセンチュリーをユーフォニアムで各1回やった位でして。聴くだけでやれなかった・やりたかったリード尽くしのプログラムは、体力的にきつい所もありましたが楽しかったです。
また、今回無理を言ってF管テューバで乗せて貰いとても勉強になりました。自分の中での音と運指の結び付きが強固になり、初見も今までに比べてかなり対応できるようになってきました。楽器の特性もあり全然鳴らなかった低音部をマシにするコツも掴めてきたような気が。
リードのテューバは上下に動きが分かれる所が多いので、F管の軽さや明るさ、時にその薄さも曲の中で活かすことができたのではないかと思います(エルカミ中間部の1playやアルメニアンダンス1の変拍子等)。F管が上で動けるのは、下で支えてくれるB管があってこそ。何度もご一緒しているMさんとKさんにも本当に支えて貰いました。3人共テューバは初めてでしたが、またご一緒しましょう!
↓今回のテューバパート。B・B・F。
ARCが終わってテューバの本番予定が無くなってしまったのがとても寂しく、あれだけ吹いたのにまたテューバを吹きたい衝動に駆られている今日この頃。小さな企画や1回限りのオフ会でも、予定が空いていればなるべくテューバで飛び込みたい所。テューバを始めて(買って)から2年半。沢山吹いて沢山上達したいですね。
↓今回の視点。チューバくんも一緒。